貸金業の仕組み

貸金業者の経験

貸金業者は事業として、つまり収益を上げるためにお金を貸しています。
そうしてこれまで事業を営んできた結果、いろんなお客がいたはずです。
はじめから返す気などない客、いわゆる取り込み詐欺の被害に遭ったこともあるでしょう。

 

また、単に自己管理ができなくて生活を切り詰めれば返せるだけの収入がありながら返済金をうまく残せないような人もいるでしょう。

 

そのような人は書面上の審査ではわかりにくいものです。
そこで貸金業の経験の登場です。

 

「前によく似た感じの客がいたなあ、あいつは結局返済できずに逃げたんだっけなあ」
「どこがとははっきり言えないが、こいつなんか怪しい」
などどいった客観的事実に基づかない、いわゆる勘による審査となるわけです。

 

こういった勘は言葉で後輩に教えることはできません。
貸金業者の従業員本人が経験を積むしかありませんし、経験を積んでも誰にでも備わるというものでもありません。

 

ですが、ある種のパターンを会社の審査上の要素として定めることはできます。
そのあたりは業者によって違いが出てくるでしょうが、ある程度は似かよった部分もあるでしょう。

 

たとえば、そんなに若くもないのにキャッシングやローンを組んだ形跡が全くない、信用情報機関で情報が出てこないのに、融資の申込手続は妙に慣れた感じがする奴は、名前を変えたり、身分証を偽造していたりする可能性が高いので、全くまっさらな新規客は審査に通さない、というケースなどは中小の金融会社にはよく見られます。

 

書類上だけの審査なら絶対に「融資可」判定の人ですが、通らないパターンですね。

 

まさに経験を活かした審査基準だといえます。