審査に落ちるには必ず原因がある
消費者金融の融資審査に落ちる原因は、貸し付けた金を回収できる見込みが低いことにつきます。
消費者金融が回収困難と判断するケースにはいくつかのパターンがあります。
たとえば、すでに借りている金額が収入に比べて多い場合(債務過剰)や、
過去に借り入れたお金の返済に関して何らかのトラブルがあった場合です。
過去にも現在でも借金していなくても、収入が安定していない人も回収困難とみられます。
これらが複数絡み合っていたり、その他思いもよらない理由で断られることもあります。
では、個別のケースについて詳しく見ていきましょう。
審査に落ちる原因一覧
借入残高が多い
すでに借入がある人は、月々の生活費に返済金をプラスしなければなりません。新たに借入をすると生活費のうち返済金の占める割合が増え、生活自体が苦しくなります。そのため、すでに借入額が多い人には金融業者も回収不能リスクが高いと考え、融資を断ることになるのです。現在は法律で、年収の3分の1を超える新規の融資...
借入件数が多い
借入残高合計ではそれほど多額になっていなくとも、借入先が多い場合は審査に通りにくくなっています。たとえば、10万円ずつ10社から借りていると合計では100万円しか借りていませんが、返済に目をやると、1社に5千円ずつ支払っていたら、5千円×10社で、毎月5万円支払っていることになります。その人の収入に...
破産したことがある
返済しきれないほどの負債を抱えてしまった場合に裁判所に申し立てて「破産」することができます。本来破産とは、債権者からの請求に対して債務者に支払い能力がないと裁判所が判断した場合にとられる措置なのですが、自分で自分の債務を履行できません!と裁判所に申し立てて認めることもできます。それが【自己破産】です...
任意整理している
破産は借金を完全にゼロにしてしまうことですが、債権者との交渉で借金額を負けてもらうのが、【任意整理】です。たとえば、50万円借りていて毎月1万円返済することになっている人が、毎月の支払を2千円にして100回払えば完済とみなしてもらうようなケースです。当然難しい交渉になるので、個人ではまず不可能です。...
個人民事再生
債務整理の方法には、破産、任意整理以外にも【民事再生】というものもあります。債務額を少なくする法律で認められた方法ですが、厳格な条件が定められているため実際にはほとんど行われていません。融資審査においての扱いは、任意整理と同じと考えていいでしょう。
返済が遅れた
すでに借入がある場合は、必ず毎月の返済があります。ところが、この支払を約束どおりにしていない人もいます。払いたくても払う金がない、支払日に忙しくて支払う時間がなかったなど、理由はいろいろ考えられます。単にルーズな人や初めから返す気がなかった人もいるかもしれません。忙しくて払えなかっただけなら翌日や遅...
返済支払を延滞している
返済金を3ヶ月以上支払っていない場合を「延滞」と呼び、第1級ブラックになってしまいます。延滞した後に支払ったならまだしも、新規の借入申込時に延滞状態が続いている人はまず借りれません。唯一【おまとめローン】なら、貸してもらえる可能性があります。
無収入
融資の際の審査とは、その人がきちんと返済する能力があるかどうかを見極めるものです。現在収入がない人はどうやって返済金を捻出するか疑問です。ですから、収入がない人も第1級ブラックで、どこに行ってもまず貸してもらえません。ただ、近いうちに勤務予定がある人なら、極まれに貸してくれるところもあります。大手な...
収入が少ない
収入がまったくないわけではないが、非常に少ない場合も審査に通りにくいのです。生活していくうえでギリギリの収入しかない人に貸したら、返済するお金を捻出できるとは考えられないからです。本当はそんな人たちこそお金を借りる必要があるのでしょうが、現実は厳しいです。そのボーダーラインは、家族構成や住んでいる地...
収入が不安定
借入の申し込みをした時点では充分な収入があっても、数ヶ月先もその収入レベルがあるかどうかが見込めないと審査結果は厳しくなります。収入が一定のレベル以上で安定している状態が望まれるのです。自営業や出来高制の仕事に就いていたり、派遣社員や水商売なども将来的に不安定とみなされるようです。それらの職種の人で...
職種ブラック
収入が少なかったり不安定だと審査に通らないことは別ページで説明していますが、実際の収入に関係なく特定の職種というだけで門前払いされることもあります。その職種とは、@キャバ嬢やホストなどの水商売関係A風俗嬢やデリヘルのドライバーなど風俗関係Bタクシー運転手などです。これらの職種の人は、一般の企業に勤め...